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犬・猫の健康診断

ペットドックってどんなもの?

ペットドック

ワンちゃんやネコちゃんも人間と同じように肝臓疾患、腎臓疾患、内分泌疾患、心臓疾患などにかかります。
ところが、言葉で調子の悪さを伝えることができないので、飼い主さまが様子の変化に気付いた時には、病気がかなり進行していることが多いのです。
飼い主さまが「どうして早く気付かなかったんだろう」と嘆かれる場面に何度も接してきて、健康診断の必要性を強く感じ、ペットドックを始めました。
どんな病気であっても、早期に発見して治療することで、症状を軽くしたり、進行を遅らせたり、苦痛を減らすことができます。処方用フードに変えるだけで、症状を出さずに寿命をまっとうさせることができる場合もあるのです。

ペットドックでは、そのコの年齢や種類などに合わせて、複数の検査を同時進行で行います。そのため負担が少なく、多くの病気の早期発見につながります。
病気が発見されなかった場合も、健康な時のデータが残りますので、今後、様子に変化が見られた時に、正確に早く診断することができます。また、結果によって病気を予防するフードやケア方法などのアドバイスも行います。
毎年受けることで、検査や診断の精度は高まります。予防接種などの時期に、ペットドックを受けられることをお勧めします。

健康診断の流れ

ペットドックは予約制です。必ずご予約をお願いします。

以下にご紹介するのは、オプションも含めたフルコースです。このなかから、年齢や種類などに合わせて、必要と思われる検査を組み合わせたいくつかのコースがあります。

事前準備 ウンチとオシッコを採取し、当日午前0時から絶食をお願いしています。
ご来院 朝11時くらいまでにご来院ください。
問診 現在の体調、病歴、フードやオヤツ、生活習慣などについて飼い主さまにうかがいます。
身体検査 視診、触診、聴診などで全身をしっかりチェック。体重もここで測ります。
尿検査 腎臓病、糖尿病、肝臓病、膀胱炎、猫下部尿路疾患などについてチェックします。
便検査 寄生虫の有無、腸内細菌の状況、炎症や出血がないか調べます。
血液一般検査 貧血、炎症、血小板の異常などについて調べます。
血液生化学検査 血液中の生化学物質の数値を調べ、肝臓病、腎臓病、糖尿病、内分泌疾患などの病気を見つけます。
レントゲン検査 胸部と腹部の撮影により、肺、心臓、肝臓、腎臓などの臓器の形や大きさの異常、そして腫瘍の有無などを調べます。
超音波検査 レントゲン検査では判断しにくい臓器内部の構造や動き方などを詳細に調べます。
結果報告 お返しは当日の夕方です。その時に結果をご報告し、今後のケアやフードなどについてアドバイスを行います。もし病気が発見された場合には、治療方針なども飼い主さまのご希望に合わせてご相談いたします。

デンタルケア

デンタルケア

ワンちゃんネコちゃんも、口腔内に歯石がたまったり、歯周病になったりします。ドライフードはこうしたトラブルを起こしにくいとされていますが、飼い主さまがデンタルケアをしてあげることで、予防効果を上げることが可能です。
歯石や歯周病は、人間においてさまざまな病気の原因になっていることがわかっていますし、動物にとってもそれは同じことだと考えられます。
また歯石や歯周病がひどくなると、麻酔をかけて歯を抜かなければならなくなる場合も多いのですが、老齢になってくると麻酔リスクが大きくなるため手術が不可能になることも珍しくありません。
動物にとって食べるということはとても大きな楽しみです。また、生物にとって食事をすることは生存の基本でもあります。食事が苦痛になるのは、ワンちゃんネコちゃんにとってとても大きなストレスなのです。

当院では、飼い主さまが指にはめて軽くこすってあげるウエットティッシュタイプのものや、グローブ状のものなど、気軽にデンタルケアを行えるアイテムをご用意しています。
小さい時からなれさせておくととても楽ですが、大人になってからでも、気長に上手にトレーニングすれば嫌がらずにケアすることが可能です。そういった方法なども詳しくお教えいたしますので、ぜひご相談ください。

犬の病気

犬で多い病気

犬で多い病気

  • 1外耳炎
  • 2皮膚病
  • 3胃腸炎
  • 4跛行(はこう=足を引きずったり、片足を地面につけないように歩いたりすることです)
  • 5誤飲

病気の特徴や、症状、対応方法、リスクなど

外耳炎

症状
耳をしきりに掻く、なにかにこすり付ける、しきりに頭を振る。
対処方法
耳掃除や点耳薬の処方を行います。
リスク
外耳炎を放置しておくと、中耳炎、内耳炎と進んでいく可能性が高まります。耳は脳に近いデリケートな器官なので注意が必要です。

皮膚病

症状
脱毛、かゆがる、こすりつける、皮膚に赤みがある。
対処方法
まずは原因を突き止めるため、アレルギーなどの検査を行って、それにより適切な治療を行います。かゆみを緩和させ、場合によっては抗生物質などを処方します。シャンプーなども低刺激のものをご紹介します。
リスク
皮膚病が進むと全身のかゆみによるストレスが重くのしかかります。また、感染症などへの抵抗力が低下するので、さまざまな病気にかかりやすくなります。

胃腸炎

症状
下痢、嘔吐、便秘
対処方法
下痢止めや整腸剤などを処方します。ほとんどの場合、3日ほどで治る場合が多いのですが、それでも症状がおさまらない場合は、他に病気が隠れている可能性もあるため、精密検査をお勧めしています。
リスク
下痢は特にいろいろな病気のサインとして現れます。そのため軽く見ず、早めの受診をお勧めしています。

跛行(はこう)

症状
脚を引きずる、片足を地面につけないように歩く、足を触られるといやがる。「急にビッコを引くようになったのですが」と相談される飼い主さんもいらっしゃいます。
対処方法
単純なねんざが多いのですが、脱臼や骨折のこともあります。犬の種類によってなりやすい場合があります。また、7歳以上の場合、関節炎も多くなり、小型犬では膝蓋骨が外れてしまう病気の可能性もあります。
ひどい場合には手術することもありますが、多くは運動制限などで改善します。ジャンプや飛び乗り、チンチンのポースをさせないように注意してください。
足にトラブルがあるワンちゃんの場合、ご自宅の階段などに滑り止めといった工夫をするだけでも、ワンちゃんの負担を大きく減らせます。
リスク
足のトラブルは、痛みで動くのがイヤになり、太ることで痛みが増すという悪循環になることも多いので、薬などによる治療だけでなく、運動や食事管理、生活環境の管理などもアドバイスします。

誤飲

症状
食欲がない、苦しそうにうずくまっている、吐こうとするがうまく吐けない、呼吸が浅い、荒い
対処方法
何を飲み込んでしまったのか、超音波などで検査を行います。大きなもの、尖っているもの、消化できないものの場合、手術で取ることになります。ティッシュペーパーや紐、おもちゃなどの場合が多いので、ワンちゃんが届く場所に飲み込めるものを置かないようにすることが重要です。
リスク
角があるものの場合、手術で取り出せても胃や食道を傷つけている場合があります。また、肛門からヒモなどが見える場合、決して引っ張らないでください。無理やり引っ張ると、腸を傷つける恐れがあります。

犬を飼う際に気をつける点

犬を飼う際に気をつける点

一番大事なのは、やはり予防や去勢・避妊です。
特に狂犬病や混合ワクチンだけでなく、フィラリア、ノミ、マダニの予防を行うことで、健康な時間を長く過ごすことができます。
また、飼い主さまにはフードについて悩まれている方が多くいらっしゃいます。フードは、高いから良い、安いから悪いと一概には言えません。良質のフードでそのコの体質に合ったものを選ぶことが最も大切です。
最近ではアレルギーのあるワンちゃんも多くなっているので、フードにアレルゲンがないかしっかり確認しましょう。ワンちゃんは本来、米や小麦、トウモロコシなどは食べない生き物です。そのためこういった穀類のアレルギーを持つ場合も多いので注意が必要です。
また、7歳を超えると、さまざまな病気のリスクが大きくなります。健康診断でリスクの大きい病気を調べておき、専用のフードをあげることでその病気を予防することができます。

猫の病気

猫で多い病気

猫で多い病気

  • 1腎不全
  • 2口内炎
  • 3猫カゼ
  • 4尿石症
  • 5膀胱炎

病気の特徴や、症状、対応方法、リスクなど

腎不全・尿石症・膀胱炎

症状
水を飲む量が増えた、水を飲む回数が増えた、オシッコの量が多い、オシッコの回数が増えた、血尿がある、オシッコが少ししか出ていない、トイレで何度も構えるのにオシッコが出ない、オシッコをするとき大きな声で鳴く
対処方法
腎不全や腎臓病の場合は、症状を緩和させる薬で治療します。また、蛋白質が多い食事だと腎臓に負担がかかるので、専用のフードをお出しします。尿石症や膀胱炎といった猫下部尿路疾病(FLUTD)の場合は、尿石を溶かすフードをまず処方し、尿石がなくなったら尿石を作りにくいフードをお出しします。ミネラルウォーターや小魚、ヨーグルトなど、石のできやすい食べものについてもアドバイスをします。猫下部尿路疾病(FLUTD)の場合は、早期に発見すればフードや飲み水の管理に気を付けることで、早期完治と再発防止が可能です。そのためにも、健康診断をお勧めします。
リスク
猫は砂漠生まれの生き物。少ない水で生きていけるように進化しているので、腎臓に負担がかかりやすく、オシッコが濃くなる傾向があります。そのため、どうしても泌尿器系のトラブルが多くなる宿命にあります。こうした病気は急激に進行する場合も多く、数日以内に死亡してしまう可能性もあります。もしオシッコにトラブルがあるようでしたらできるだけ早い受診をお勧めします。

口内炎

症状
口の中にできものがある、食欲がない、口臭がする
対処方法
歯石や歯周病といった原因の口内炎が猫には多く見られます。ひどい場合には麻酔をして歯を抜く手術を行います。軽度の場合はデンタルケアを行うことになります。その際は、飼い主さまが行えるデンタルケアグッズの使い方、ネコちゃんへのならし方などをしっかりお伝えします。指に着けて磨くウエットティッシュタイプのものなどもあるので、気軽にケアすることが可能です。また、子猫の口内炎は伝染病の可能性もあるので、早めに受診してください。感染症の場合には、その治療を行うことで口内炎も緩和していきます。
リスク
実は、猫の口内炎は治りにくいものです。口内炎が進行すると、食べることがままならなくなり、抵抗力が落ちていき、亡くなってしまう場合もあります。食べることがストレスになるのは、なによりつらいこと。そのため、歯石や歯周病予防がとても大切になってきます。

猫カゼ

症状
鼻水が出る、くしゃみをする、咳が出る、熱がある、ぐったりしている、元気がない、食欲がない
対処方法
予防接種で防ぐことができるもの以外にも、単純な風邪にかかることがあります。解熱剤や抗生物質などを処方して症状を緩和させます。
リスク
猫は嗅覚の発達した生物です。食べものかどうかも鼻に頼って判断しています。猫カゼにかかって鼻が利かなくなると、いつも食べているフードでも匂いがわからなくなって食べものだと判断できず、一切食事をとらなくなってしまう場合も珍しくありません。食べなくなると急激に体力が落ち、病気の回復が遅れてしまいます。体力のない子猫の場合、特に危険なので注意してください。

猫を飼う際に気をつける点

猫を飼う際に気をつける点

ネコちゃんにとって一番大切なのは、病気の予防と避妊・去勢です。特に、野良猫によって一気に広まってしまう病気があるため、予防接種は重要です。また、ノミ、マダニのほか、フィラリア症も突然死を起こすことがわかっています。しっかり予防しましょう。ネコちゃんは、オシッコ系の病気が特に多いので、普段から水を飲む量、回数、オシッコの量、回数などを観察しておきましょう。普段の様子がわかっていれば、変化に早く気付くことができます。ネコちゃんに多い病気は、健康診断で早期発見ができます。その場合、その病気の症状を出にくくするフードに切り替えることで完治も可能です。

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